月別アーカイブ: 2015年8月

《しっかり育ってほしいなら》10

10. 優しくほめてあげましょう

「ほめて育てる!」というのは、もう常識になっています。「豚もおだてりゃ木にのぼる」なんてギャグもありますが、「ほめる」と「おだてる」は違います。「おだてる」というのは、「そうじゃないのに、ほめるふりをする」ことです。これは、子どもに通用しません。「ほめる」ためには、ほめる人が心底感動したり、感心したりするときにできるものです。よく見ていなければ、心底ほめることはできません。子どもの「一挙手一投足」を見て、できることです。優しく、心底、感動をもって、ほめてあげましょう。子どももうれしくなり、喜びます。親がよろこんでくることが、子どもにとって何よりもうれしいことなのです。

2014年度最終日

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幼稚園の職員は春休みはほとんどありません。年度のまとめや振り返りをして、新年度の準備を進めます。研修会にも参加します。年度の始めに一年間のすべての予定が決まります。もちろん勤務時間も年度の最終日まできちんと決まっています。園として保護者の皆さまのご理解とご協力をお願いすることもたくさんあります。たとえば、出来る限り子どもを「預って」ほしいという要望があります。保育日数を多くし、延長保育(預かり)の時間を長くしてほしいという希望です。でも、残念ながら「限度」があります。子どもにも、そして職員にも「限度」があります。本当によりよい保育をするためには、この「限度」を守らなければなりません。ぎゅうぎゅう詰めにしてしまうと、子どもも大人もパンクしてしまいます。「便利で楽」な生活を人は望むものですが、こと人間の教育に関しては「便利で楽なこと」は危険をはらんでいるのです。「社会の流れ」というものもありますが、必ずしもそれが子どもの育ちにいいとは限りません。それをしっかりと見極めながら、本当に子どもにとって(一般的ではなくて「その子にとって」)いいことを与え、成長の手助けをしていきたいものです。明日からいよいよ新年度。3日には始園式。子どもたちがやってきます。楽しみです。

《しっかり育ってほしいなら》9

9. 金をかけずに、時間をかける

「時は金(かね)なり」という言葉がありますが、まさに「時は金(きん)」です。「時」は子どもの成長にとって、まさに金(きん)。金(かね)をかけずに、時間をかけましょう。幼児期の成長は人任せにできるものではありません。親が第一の教育者。親に勝る教育者はありません。子どもにとっては親が一番。親との繋がりを求めます。自分を護ってくれる存在。頼れる存在。甘えられる存在。自分のすべてを出して、受け止めてくれる存在。それがあって初めて子どもの世界が広がっていきます。戻るところがあって初めて「出て行く」ことができます。「ねえ、ねえ、見てて」と子どもはよく言います。その時に「見てあげる」ことが絶対に必要です。見てくれる存在があるからこそ子どもは安心して次のステップに進みます。「そのとき」見てくれる人がいなければ、子どもは「孤独」を経験します。人間にとって「孤独」は寂しいものです。子どもに「孤独」を体験させたくないですね。マザー・テレサは言っています。《現代の最大の病は「孤独」です》子どもとかかわる時間はお金で買うことのできないもっとも大切な「時」です。この「時」は「ただ」です。

《しっかり育ってほしいなら》8

. いっしょに体を動かそう

子どもにとっての「運動」は成長に欠かすことのできないもので、好き嫌いや得意・不得意(苦手)といったジャンルのものではありません。指先から目の動きまで、子どものあらゆる「動き」を運動と捉えます。単に動かせばいいというものではありません。動かす時に「意識する」ことが大切です。意識して動かすことによって、神経と筋肉がつながっていき、自分の望むように動くことができるようになります。運動は神経と筋肉の発達にしっかりつながっています。それは「脳の発達」をうながし、脳を作り上げていきます。体と意識の発達、それが成長です。体を動かすことによって脳の発達が促進されます。意識して動かすために「こうしたらいいよ、こうしてみたら?」という声かけが必要です。そしてできたらいっぱい褒めてあげましょう。大人も一緒にやってみる。やってみせる(ゆっくりと!)ことが、子どもの成長(神経をつなげていく)を助けます。けっして急がないで。

《しっかり育ってほしいなら》7

. しっかり目を見て話しましょう

あたりまえのことですが、子どもはまだ言葉を覚えていないし、身に付いていません。まだ、言葉でコミュニケーションをとることができません。でも、言葉以外でコミュニケーションをとることができます。その一つは「見る」ことです。動物もそうですが…特に犬はすごいですね。目で話します。子どもと接するときは、言葉といっしょに目で話します。「目は口ほどにものを言う」とはよくいったものです。子どもとは目で話すことができます。目を見て話すことは大切です。心が通じます。しっかり目を見て話しましょう。心のうちを読まれることを恐れずに…。(子どもは声で心も聞き取りますよ)

《しっかり育ってほしいなら》6

. はっきり、ゆっくり、きれいなことば

五感を通して子どもは情報を取り入れ、学んでいき、成長します。まず、聴くことから。お母さんのおなかの中にいる時から子どもは「聴いて」います。見るのも後、話すのはもっと後から。嗅覚も味覚も触覚も、この世に生まれ出てからみがいていきますが…「聴覚」、聴くことは生まれる前から育っています。だから…はっきり、ゆっくり、きれいなことばを聴いてもらうのです。子どもはまず真似ることから始めます。聴いたように、見たように…。言葉は抽象的です。言葉と具体的なことが結び合わさって、その言葉を自分のものにすることができます。聴くとき、話している人の口を見て、その動きを観察し、同じように口を動かして(もちろん舌も大切、息も大切)話せるようになるのです。はっきり、ゆっくり話して、きれいなことばを覚えてもらいましょう。

子どもの真の成長を願うわたしたち。子どもがしっかり育つためにわたしたち(親・保育者)ができることをワンポイントで紹介していきます。

 

《しっかり育ってほしいなら》5

子どもの真の成長を願うわたしたち。子どもがしっかり育つためにわたしたち(親・保育者)ができることをワンポイントで紹介していきます。

しっかり育ってほしいなら…. 子どもに学ぶ謙虚さを

子どもにはいろいろ教えないといけないと思うものですが、結構、子どもたちが大人に教えていることも多いのです。子どもから悩まされるときは、大人に「ちょっと落ち着いて考えてみてよ」というサインでもあるのです。

《しっかり育ってほしいなら》4

子どもの真の成長を願うわたしたち。子どもがしっかり育つためにわたしたち(親・保育者)ができることをワンポイントで紹介していきます。

しっかり育ってほしいなら…. たっぷり睡眠を

子どもが日中に経験、体験したことは、睡眠の間に脳がきちんと整理をしてくれます。十分な睡眠がとれてなければ、いくら沢山の経験、体験をしても「身に付く」ことができません。早寝、早起きは子どもの成長に欠かすことのできない最大の「条件」なのです。

《しっかり育ってほしいなら》3

子どもの真の成長を願うわたしたち。子どもがしっかり育つためにわたしたち(親・保育者)ができることをワンポイントで紹介していきます。

しっかり育ってほしいなら…. 急がずゆっくり、ゆっくりと。

ずいぶん前の親へのアンケートで…一日のうちで子どもに対して一番使っている言葉は…という問い。一番多かった言葉は「早く!」でした。たぶん、今でも変わってないのでは? まだ人生を始めて一ヶ月…一年…三年…五年…です。すべてが「初めて」のこと。最初からいろいろできるわけがありません。かつて、わたしたちも「そこ」から始めたのです。そして「今」があるのです。発達・成長には「段階」があります。「順序」があります。段階を飛び越えたり、順序を変えたりすることは成長を妨げます。同じ親の子どもであっても育ちのペースは違います。一人一人違います。とにかく急がないことです。ひとつ一つのことを時間をかけてじっくりと。子どもひとり一人の成長発達段階に応じた「課題」は、その子にとって大きな負担にはなりません。でも、急ぎすぎたり、負担が大きすぎると子ども自身が拒否します。無理は禁物…でも少しは無理をしないと次に進めません。ここが難しいところです。いずれにしても、急がずゆっくり、ゆっくりと。

《しっかり育ってほしいなら》2

子どもの真の成長を願うわたしたち。子どもがしっかり育つためにわたしたち(親・保育者)ができることをワンポイントで紹介していきます。

しっかり育ってほしいなら…. 子どもの目線で見てみましょう。

子どもから見れば、大人はただでさえ「巨人」に見えます。立ったまま話すと、子どもは90度ほども顔を上げなければなりません。大人が低くなることだけでも、子どもとの距離が縮まります。そこからコミュニケーションが生まれます。子どもの目線になると、顔の表情もよく見え、言葉で言わなくても繋がりが強くなります。《子どもの眼をみると もう だめだ。神がいないなんて いえなくなる!》 子どもが大人を見下ろすと自信が生まれてきます。大人も小さくなることができます。子どもの気持ちになれます。一緒に「しゃがみ」ましょう!